西洋の道空間
ギリシャのミコノス島は、島と街が一体となった美しい景観が続きます。
西洋の道空間が楽しめる、非常に楽しい街です。
港の湾の中に船が入って行き、海と一体となったような街が見えてきました。
長い歴史を持つ「島の岸壁と建築が一体となった姿」は、とても美しいです。
ヨーロッパの街というと、「広場」がすぐに思い浮かびます。
日本では、神社の境内などが歴史的に「広場の役割」を果たしたとも言われます。
日本は近代まで、ヨーロッパ的な囲まれた広場はあまりありませんでした。
スロープに近い緩い階段は、歩いていて楽しいです。
歩いているうちに視線が変わるので、気分が高揚します。
階段の先には、曲がりくねった先の見えない階段が続きます。
高い壁面のように立ち並ぶ住まいの間の、階段状の路地です。
日本にも路地はたくさんありますが、高い石造建築の壁面に挟まれた路地は日本とはまた違った風情があります。
低い白い建物が「まとまった一つの景観」を生み出していて、統一感があります。
非常に細い階段状の路地に出会うこともあります。
白い壁に青いドアが、不思議な統一感があります。
「みなの公共の空間だから、お互いうまく使いながら、楽しく」という雰囲気を感じます。
路地を抜けると、まっすぐな道になりました。
歩きにくい面があるかも知れませんが、少し道は湾曲したり変化がある方が面白いです。
その方が、道空間として楽しい雰囲気があります。
海からそれほど遠くない位置でも随分高くなっていて、日本の島に比べると高低差が大きいです。
港から見てみると、崖のような土地の上に建物が建っています。
少し階段を上がっただけで、景色はだいぶ異なります。
港や海を見下ろす位置に出て、爽快感があります。
日本でも長崎などは、海から内陸に行くにつれて、非常に傾斜がある土地です。
ミコノス島の方が長崎よりも傾斜が強く、風景がパア〜っと広がる感じです。
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