YDS

イタリアの有名な食品加工会社のパヴィリオン、複合施設の計画です。

本社近くにある建築には、楽しみながら会社の歴史や物語を学ぶことのできる展示空間やクリエイティブ・ラボがあります。

周囲の豊富なを取り込み、会社の基本理念を反映する機能的かつ合理的な空間をつくることを目論見ました。

機能性と合理性を考慮し、木材で表面を仕上げた正方形の柱梁によるグリッドを配しました。

均等グリッドは、創造的な考えの根幹である合理性・秩序を表現します。

ガラスで覆われた内部空間が展示空間・ワークショップ・ラボの空間です。

均等グリッドは、柱の間に壁やパネルを自由に設置することで、空間を自由に分割することが出来るため、これらの空間をつくるために最も適しています。

グリッドの一部はガラスを突き抜け、周囲の菜園へと向かいます。

グリッドによって、内外の空間、建築と自然が統合され、自然と人間の共生という最も大事な理念が表現されます。

この建築を訪れる人々は、心を開放しながらイタリアの食べ物の歴史を学び、菜園で穀物から食品を作るワークショップに参加し、楽しむでしょう。