ウォーター・シティ 1
未来の東京の都市デザインを考えるための実地調査です。
多くの河川と東京湾に囲まれた都市「東京」の再生を考えました。
かつて、東京はロンドンやパリなどの都市と同様に、水の都でした。
ロンドンはテムズ川、パリはセーヌ川があり、川と都市空間は密接につながっています。
アムステルダムは広大な湾に面し、ヴェネツイアは海に囲まれ、グランドカナルが街を貫きます。
これらの都市は、水の空間と生活が一体となっています。
そこで、東京の街づくりの歴史を紐解き、現状を観察・分析しました。
そして、Water City Tokyoを捉え直す試みをしました。
東京は江戸時代初期に大規模な開発により、埋立と治水事業により多くの川が生まれました。
それらの河川の多くは、高度成長期に首都高速の高架下になるなど、都市の裏側となってしまいました。
ロンドンやパリなどの都市では、建築も生活も川に向いています。
東京は、建築も生活も川に背を向けています。
大小様々な川があり、大きな湾である東京湾に面した東京の都市構造。
東京の未来は、水を活かすことで大いなる可能性があると考えます。
東京のUrban Designだけではなく、水と都市・建築を考える上で大きな転換点となりました。
ウォーター 運河
Photo : Yoshitaka Uchino
DATA
- Category:
Urban
- Type:
都市計画
- Location:
東京都
- Team:
YDS, Tokyo Canal PT
- Size:
-
- Status:
IDEA