東京ヴォイド

千代田区における東京再生計画のマスタープランです。

歴史的にこの地域は自然を感じられる町であり、江戸時代には多くの運河がありました。

かつて江戸城を囲んでいた外堀の近くにあったため、自然な水と密接につながった都市空間を作っておりました。

 

年々自然が少なくなる傾向にあり、建物が次々と作られてきたこともあり、東京の夏の温度は年々増加傾向にあります。

そこで、自然を活かした東京再生計画を考えました。

もう一つの大事なポイントは過去と未来、新旧の共生です。

 

周辺の建物を一斉に取り壊すのではなく、部分的に新たな建物としてゆくことにより、地域の歴史は未来に受け継がれてゆきます。

自然の樹木の帯を作り、”Tokyo Voids”をコンセプトとしました。

Tokyo Voidsは既存の都市に光と風をもたらし、都市のオアシスとなるでしょう。

 

工事は三期に分けられ、少しずつ都市の再生を目指します。

三種類のカーブしたガラスを配置することにより、限られた空間に自然のイリュージョンを作り出し、Tokyo Voidsを歩いて楽しむ人々を車やバイク等から守ります。

カーブしたガラスには樹木が次々と映し出され、広大な自然にいるような感覚を感じられます。

周囲には新たなブロックが作られ、高さを揃えた建物をつくり、秩序を生み出します。

東京 ヴォイド ガラス

DATA

  • Category:

    Urban

  • Type:

    マスタープラン

  • Location:

    東京都

  • Team:

    YDS

  • Size:

    -

  • Status:

    IDEA