ウォーター・シティ 2

東京の河川は江戸期に大規模な治水工事と付け替えによってつくられました。

築地から銀座周辺に掛けては、様々な運河が張り巡らされ、江戸期には水運の要として活気を呈していました。

 

その河川たちは、高度成長期の首都高速の設置によって、半ばふさがれました。

そして、水運は鉄道や道路などに主たる交通の座を奪われ、活気ある河川の佇まいはなくなりました。

 

河川と東京湾という大いなる水辺の都市空間を、水の空間の導入によって刺激を与えることを考えました。

新たな都市空間をつくり、かつての「水の都市・東京の復権」と共に「新たなる価値を創造する」試みです。

水の空間は東京湾の風を引き込み、風の通り道となります。

そして、夏のヒートアイランド現象を和らげる効果が期待できるでしょう。

 

新たな水辺の空間は都市の憩いの場となり、新たな都市景観を創り出します。

大きく変わる都市は、大いなるポテンシャルを持つと考えます。

ウォーター 運河

DATA

  • Category:

    Urban

  • Type:

    マスタープラン

  • Location:

    東京都

  • Team:

    YDS, Tokyo Canal PT

  • Size:

    -

  • Status:

    IDEA